こんにちは。
7歳、5歳、1歳の母をしているりっぺです!
皆さん、『イヤイヤ期』って知っていますか?
子どもがいる人でこの言葉を知らない人はいないのではないでしょうか。
では『反抗期』という言葉は知っていますか?
そう、10代の頃多くの人が大なり小なり経験したであろう時期ですよね。
今回は、その二つに間に挟まれた『中間反抗期』について、『中間反抗期』とはなんなのか。どんなものなのか。そして一番気になる対処法についてお話しします。
わたしと同じく、『中間反抗期』真っ只中のお子さんを持つお母さんやお父さんにスッキリしてもらえたら幸いです!
そもそも反抗期とは・・・
子どもから大人へと成長する過程で多くの人が経験するとされている、周囲の大人たちに対して反発心を抱く時期を反抗期と言います。
第一次反抗期
2歳前後の子どもが『自我の芽生え』に伴い、自分の意思や感情を伝えようとする際に『伝えたい思い』と『まだ未熟な語彙力表現力ゆえにうまく伝わらない状態』のジレンマに陥った結果、「イヤだ!」「嫌い!」「だめ!」と癇癪を起こすことが度々出てきます。
このような時期は『第一次反抗期』とされ、一般的に『イヤイヤ期』と呼ばれます。
第二次反抗期
『第二次反抗期』は思春期前後から見られることが多いとされています。
急激に身体が成長していく頃、その心と身体の成長や変化に戸惑ったり、進学等で置かれる環境の変化に不安や不満、ストレスを感じたり、自我の発達により自分とは何なのか、その存在意義などを考えたりすることがあります。
そしてそのやり場のない思いが反抗心として表出された時、それが『反抗期』となるのです。
2つの反抗期に挟まれた時期にやってくるもう一つの反抗期
第一次反抗期と第二次反抗期に挟まれた時期にやってくる反抗期、それが『中間反抗期』です。
中間反抗期は小学校入学前後に見られると言われています。
中間反抗期の特徴
中間反抗期の特徴としては以下のようなものが挙げられます。
・親に口答えをしたり屁理屈を言う
・親の干渉を嫌がるようになる
・言葉遣いが乱暴になる
・嘘をついたり、誤魔化したりする
・聞こえないふりをしたり、あえてスルーしたりする
・家のルールを無視したり、文句を言う
これまでは親の言うことをそのまま受け入れていた子も、成長に伴い『自分で考える力』がついてその親の言い分に疑問を抱いたり矛盾や理不尽さに気付いたりするようになります。
そして口答えをしたり、家の決めれれたルールに物申すようになるんですね。
また、小学校に入学して親の見えない範囲が急激に増え、今まで以上に『子どもたちの社会』が出来上がります。
親や先生などの周囲の大人よりも、その『子どもたちの社会』の中の仲間たちからの影響を強く受けるようになるのです。
その結果親に秘密ごとを作ったり、親の干渉を嫌がったりするようになります。時にはそこで受けた影響から乱暴な言葉遣いをしてみたりもするかもしれません。
中間反抗期の原因
中間反抗期は、前述した第一次反抗期や第二次反抗期と同じく、『自我の発達』からくるものであるとされています。
小学校入学にともなう環境の変化によって子どもたちの世界は一気に広がります。
それまでは子ー家族、そして友達といったような優先順位だった子どもたちの世界が、子ー友達、それから家族というような世界に徐々に変化していくのです。
そして親の見えない範囲ももちろん大きくなるわけですかから、外の世界で子どもたちは自分で決めたり自分で考えたりしなくてはならない機会が増えてきます。
友達との関係性構築や維持の中で子どもたちは協調生や社会性も身につけていきますが、同時に自己を主張する力も身につけていくことになるので、これが大人たちの目からは時に『反抗心』にも見えてしまうのです。
中間反抗期の意義
重複するかもしれませんが、中間反抗期は自我の発達からくるものです。
今までは親の言うことをそのままストレートに受け止めていた子どもたちが自分を意識し、客観視し、向き合うようになることから親の手を借りず自分だけの力でやってみたいと思うようになったり、親に干渉されない自分だけの世界や時間を大事にしたいと思うようになったりします。
そしてそんな子どもに対し、心配でつい手を出したくなってしまう親と衝突してしまうのです。
つまり、この中間反抗期は親と一体のようのな状態だった時期から、少しずつ自立していこう、自己を確立していこうとする心の成長からくる大事な時期と言えます。
もちろん全ての子どもに反抗期がやってくるわけではありませんし、その程度も様々です。
子どもの性格や感情表現のタイプによって異なってくるので、「うちの子反抗期なんてなさそうだわ」と心配する必要はありませんよ。
中間反抗期の対処法
この記事を見つけてくださった方が一番欲している情報がここではないでしょうか。
これまで、中間反抗期とは何なのかを述べ、それが心の成長と子どもの自立にとって重要なものであるとお話ししてきました。
とはいえ、やっと終わったイヤイヤ期、次に子どもと大きな衝突をするのは思春期頃かしら・・・その頃には私も親歴10年以上だからきっと乗り越えられるはず!なんて思っていたら突然やってきた謎の中間反抗期。
親としては戸惑いだって感じるだろうし、子どもの態度や言葉にもちろんカチンときたり悲しくなったりもすることもあると思います。
では一番大事な対処法についてお話しします。
子の反抗を真に受けず、まずは冷静になりましょう。
カチンときたら何か言い返してしまう前に、手元に集中したり、頭の中で数字を数えたり、部屋を出たりしてまずは最初の怒りをどこかに逃がすといいと思います。
感情に任せて言い返してしまうことは反抗期の子どもにとっては逆効果で事態を悪化させかねません。
子どもには子どもなりの言い分や考えがあるはずです。それをまずは落ち着いて聞き出してあげましょう。
全てを受け入れられるかどうかは別として、『親が自分に寄り添ってくれた』『話を聞いてくれた』という安心感を与えることができるでしょう。
子どもの『承認欲求』を満たしてあげることはどの時期の子どもにとっても重要なことになります。
親という一番身近な存在に『認めてもらえた』という経験やそこから得られる安心感は『自分は価値のある人間なんだ』という自己肯定感を育み、長い人生を力強く歩む礎となります。
しかし、もちろん全てを受け入れて言いなりになる必要など全くありません。
子どもの意見に耳を傾け、取り入れられるものは取り入れ、不可能なものは不可能であるとしっかり理由を添えた上で断りましょう。
毅然とした態度で向き合うことも大事です。
『子育て四訓』というものを聞いたことがありますか?
1. 乳児はしっかり、肌を離すな
2. 幼児は肌を離せ、手を離すな
3. 少年は手を離せ、目を離すな
4. 青年は目を離せ、心を離すな
とても有名な名言で、これは古くからアメリカインディアンに伝わる教訓であると言われています。
中間反抗期はこの3の少年期に当たるでしょう。我々親はこの四訓を読んでも、手を離さなくてはならない時期なのだそうです。
ついつい子どもが危なっかしく見えて手や口を出したくなりますが、そこはグッと堪えてしっかり見守るのがいいようです。
上の3つがよく見る一般的な対処法ですが4つ目は私が時々実践している方法です。
お互い冷静になって話ができる時に
私もロボットではなく生身の人間だからあなたの態度や言葉に傷つくこともあるし、嫌だなと思うこともある。
こう静かに話してみたことが何度かあります。
すると、しばらく考えたのち「さっきはごめん」と言いにきてくれました。
自分の気持ちをぶつける相手にも心がしっかりあって、それはおともだちでも、先生でも、親でも、知らない人でもみんな同じなんだよということをわかってほしいので私はこれを伝え続けようと思っています。
さいごに
思春期には来るかもなあと覚悟していた反抗期が予想より早く来て戸惑っているお母さんやお父さんに読んでもらえたら良いなあと思って『中間反抗期』について今日はまとめてみました。
中間反抗期を迎えているお子さんをお持ちのお母さん、お父さん!
大丈夫です、あなたのお子さんは順調に自立への道、大人への道を辿っていますよ!
でもぶつかる日々が続くと疲れるだろうし、自分の何かがいけないのではないかと自己嫌悪に陥ることでしょう。
怒りたくないのに。仲良く笑顔で過ごしたいのに。
そう思いますよね。
きっとこの記事を読んで、いろんな対処法を実践したところでピタッと彼らの中間反抗期が終わるわけではないと思います。
しかし『私たち親はあなたの味方です。ちゃんと認めているよ。でもダメなものはダメなんだよ。私たちもそんなふうに言われたら傷ついちゃうな』と伝え続けながらこの時期を一緒に乗り越え、それぞれが子どもとの絆をより深められたら良いなと心から願っています。
今日も育児お疲れさまです!
明日もほどほどに頑張りましょうね!
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